私たちAGRCは2009年に青山学院大学学生フォーミュラチームとして発足して以来、他大学チームには見ることが出来ない多くの独創的なマシンコンセプトを持つ車両を製作してきました。参戦初年度である2010年以降、私たちAGRCは全日本学生フォーミュラ大会において、学生フォーミュラチームとして世界初、そして唯一のFRレイアウトマシンを採用したチームとなっています。
以降、2014年大会までFRレイアウトを継続し、多くの学びを得ると共に自動車製作の厳しさを実感することになります。
FRレイアウトで大会を戦い抜いた5シーズンの後、AGRCは車両コンセプトをFRレイアウトからMRレイアウトへ変更し、より競争力の持つマシンの製作に着手しました。MRレイアウト次年度である2016年には、AGRCとして初めて大会車検を通過。動的種目初出場を期待されましたが、車検通過の時間が遅く惜しくも出場は叶いませんでした。前年大会の雪辱を晴らすため、2017年以降は"ドライバビリティ"や"整備性"の向上を目標として設計・製作に励んでいましたが、2020年の新型コロナウイルスによる長期活動自粛によっての部員の減少が著しく、一時はチーム消滅寸前までとなってしまいます。そのような中、同じ状況下であった上智大学 Sophia Racing との合同チーム計画を開始し Eagle Racing を結成。チーム消滅を回避することが出来ました。
2020年から結成した Eagle Racing は、EVカテゴリーヘの新規参戦を目標として青山学院がソフトウェア系を担当し、上智が主にモノコックやその他車体構造を担当することになります。当初は2022年大会に出場することを目標としていましたが、元々ICV用に製作されていたフレームの流用を上手く行うことが出来ず、大会辞退を決断しました。1年後に迎えた2023年大会では、新しくEV専用設計となったフルアルミモノコックマシン ER02 を大会に持ち込み出場を果たしました。
2023年大会後、元の独立チームとして活動することがお互いにとって最善の選択という結論に至り合同チーム Eagle Racing は 解散となりました。
2023年に新しいフェーズへと突入したAGRCは2024年大会出場に向けて日々車両開発、及び製作に励んでいます。