OUR MACHINE


AGF-10/24

ER02

フルアルミモノコックのフレームにDENSO製モーターを搭載した、EV2年目となる今年の車両

残念ながら車検通過とはなりませんでしたが,他大学様との関わりから多くを学ぶ大会となりました.

 

ER01

上智大と合同チームを結成し、EVクラス初参戦の年となった2021年度でしたが、元々内燃機関のクラスに出場予定だった上智大の車両を無理やりEV車両に転向させたことにより、フレームの設計面で多くの問題が発生。加えてEV車両のパワートレイン設計は初めての試みであったため、過去の資料が一つもない状態からのスタートとなりました。結果として、製作どころかEVクラスの提出書類の処理にも悪戦苦闘し、製作が間に合わないと判断したため、大会への出場を辞退することとなりました。EV車という新たなものへの挑戦の難しさを痛感した年となりました

AGF-09/18-21

AGF-08/17

前年度は車検突破はしたものの、時間切れで動的競技出場が叶わなかった。

その雪辱を晴らすために、今期のマシンは『ラグ・ゼロ』というコンセプトを掲げて設計、製作に挑んだ。これには、前年度の問題点であった「ドライバビリティ」や「整備性」の悪さを改善し、ドライバや整備士がマシンを意のままに操れるようにという意を込めている。

 

具体的な方針は、MRレイアウト車両の熟成のために前年度車両を元に設計をしたマイナーチェンジ車両としたが、各所には運動性能や整備性を意識したブラッシュアップを施した。

 

結果は、ブレーキ審査中にデフ内部のプロペラシャフトのギアが破損してしまい、動的競技出場は叶わなかった。しかし、明確な技術的問題点が浮き彫りとなり、我々にとっては大きな一歩となる大会となった。

AGF-07/16 "Arisa"

コンセプトは「(R)Evolution」

MR化を果たしてからの2世代目のマシンとなる今期は車検突破、動的出場を目標に掲げ、製作してまいりました.

大会本番では電装トラブル、排気口設定ミスさらにブレーキ等の問題が重なり、3日目の夕方に車検の合格をもらう。しかしながら、動的種目出場には3日目のオートクロスに出場する必要があり、車検が長引いた結果、オートクロスには出れず悲願の動的種目出場は叶わなかった。

AGF-06/15 "Ouranos"

2014年度大会に書類選考落ちを経験し、参戦できなかった悔しさをばねに製作した5号機。

FRレイアウト伝統であった青学スタイルを捨て、より競争力のあるレーシングマシンを作りたいという思いでMRレイアウトへ変更。

コンセプトは「FS~フォーミュラ・シンプル~」

 

2013年、当時学部1年生4名という地獄のようなチーム体制のもとで設計され、MRレイアウトフォーミュラマシンのプロトタイプという位置づけのもと、とにかく作る、形にしてみよう、という目標で作り上げられたマシン。

設計上の知識不足でサスペンショントラブルなど頻発するものの何とか大会会場に持ち込ことが出来ました。

しかしながら,大会会場では燃料系トラブルで車検不通過に終わっています。

 

技術Topics

・リアフレーム構造を広く設計することで整備性を向上

・車両重心をFr寄りにすることでアンダーステア特性の車両性能を狙った。

AGF-04/13

リベンジを誓い、前作と同じコンセプト「FRレイアウトの熟成」で挑んだ第4号マシン。

 

ラジエータ、燃料タンク等のレイアウトを再度見直し、ポンツーンを廃止することでパッケージの更なる簡素化を狙いました。

さらにチームとして初めて、大会前に走行テストを多数実施することに成功し、走らせて課題を見つけ開発を進めるスタイルへの脱皮を図りました。

 

しかし、チーム立ち上げ当初を知らない、新世代メンバーによる作業は多くを学ぶものの難航し、またも車検落ちを経験することになります。

 

技術Topics

・葉巻型スタイルへのパッケージ回帰

・電装系の完全防水対策

 

AGF-03/12

これまでのFRレイアウトでの苦労を総決算し、更なる完成度の高さを目指した第3号マシン。

 

コンセプトは「FRレイアウトの熟成」とし、走りと商品性の両軸を追求しました。

 

主にFRレイアウトが抱える構造の複雑さを解決するために多くの設計検討を実施。

しかし今まで以上に緻密なタスクが重なり、大会本番での問題が頻発。3度目の車検落ちを喫する結果となりました。

 

チームが一歩上のレベルに上がる為に、新たな課題を発見したプロジェクトとなりました。

 

技術Topics

・電装系全面見直しによる大幅簡素化(ハーネス90%短縮など)

・フレームの更なる軽量簡素化(トラス見直し)

・燃料タンクの前方配置によるRrファイヤーウォール撤去

AGF-02/11

FRレイアウトを受け継ぎながら「小型軽量化」をコンセプトに製作された第2号マシン。

 

AGF-01/10の反省を活かして大幅な設計の見直しが行われており、

その結果約45kgの軽量化に成功しました。

 

東日本大震災の影響などから製作に大きな遅れが生じ、不完全な状態で大会に挑んだため、大会結果は動的競技に参加することができず車検通過のみという結果に終わってしまいましたが、練習走行では問題ない走りをみせ、チームの成長を感じさせるマシンとなりました。

AGF-01/10 "CARROT"

青山学院大学として、全日本学生フォーミュラ大会に初参戦を果たした、記念すべき第1号マシンです。

 

コンセプトは「美しい、珍しい、シンプル」 

速さと同列で商品性を重く見た車両をめざした結果、

学生フォーミュラ車両としては世界で唯一のFRレイアウトを採用し、大きな注目を集めました。

 

動的車検を通過できず大会を終えましたが、このマシンが持つコンセプトはAGRC独自のカラーとしてチームに受け継がれています。

 

技術Topics

・スタイリング重視のFRレイアウト(ショートO/H)&スリムなDOHC450cc単気筒エンジン

・ペルチェ素子による電装系への熱回生システム 

・国内市場で最も入手しやすい、14インチタイヤ