私たちの参加する学生フォーミュラとはそもそも何なのでしょうか。
私たちの友人であっても、その活動の内容を詳しく知らない人がいますし
このサイトを見て、はじめて「学生フォーミュラ」という言葉を知ったという人もいると思います。
学生フォーミュラとは
「学生が自分たちで車両を構想・設計・製作し、その車両を用いて競技を行う」といったものです。
要はTVで放送されているロボコンや鳥人間コンテストの車バージョンです。
学生フォーミュラはTVで放送されていませんが、いつか放送されるようになったらいいですね。
学生フォーミュラの公式サイト(外部サイトへリンク)を見てみると
トップページに次のようなことが書いてあります。
「全日本学生フォーミュラ大会は、我が国の自動車産業の発展に寄与するための、学生の「ものづくり育成の場」です。学生の自主的なものづくりの総合能力を養成し、将来の自動車産業を担う人材を育てるための公益活動と位置づけ、2003年にスタートしました。」
また、その大会理念として
といったことが書いてあります。
私たちAGRCは、資金が限られているため
ものづくりに、車づくりに、どれだけの知識と労力が必要であるかをとても痛感しました。
その一方で、特に2年生ですが、個人個人の視野の広がりが増したことも確かだと思います。
他大学についても、同じように苦労して設計し、学生としての大きな時間を割きつつも
車づくりの厳しさ、車についてより詳しくなっていくおもしろさ、目標を達成する、超える喜びを感じる。そんな大会です。
・学生フォーミュラの詳細について
学生フォーミュラが競技会であるということは、もちろん競い合うということです。
では、どうやって競うのか。フォーミュラ競技・自動車競技のように練習走行・予選・決勝と年に何戦も行って競うことはありません。
学生フォーミュラでは試走会・設計審査・走行審査を競います。
といっても試走会ではポイントが入りません。
というのも、試走会というのは自分たちのマシンがどのように走ることができるのか
他の大学はどのような大学かをみる場であるからです。
では、ポイントが入る設計審査・走行審査について説明したいと思います。
設計審査、走行審査と言いましたが、正確には静的審査・動的審査と言います。
静的審査では
車の生産コストと車両の理解度を測るコスト(100点)
自分たちの製作した車両の優良性をアピールするプレゼンテーション(75点)
自身の製作した車両の技術がどう優れたものかを批評される設計(150点)
があり、計325点です。
動的審査では
75m先に到達するまでの時間を競うアクセラレーション(75点)
8の時コースを回り、車のコーナリング性能を競うスキッドパッド(50点)
コーンによって作られた約800mほどのコースを一周したタイムを競うオートクロス(150点)
コーンによって作られた約800mほどのコースを10周したタイムを競うエンデュランス(300点)
エンデュランス時の燃料消費量を評価する燃費(100点)
の5種目を競い、計675点です。
順位は静的審査と動的審査の合計1000点で競われます。
動的審査の方が点が多く、重要に見えますが
上位校は800点台後半をとるので、静的審査もとても重要です。
学生レベルとはいえ、上位に行けば行くほど
学生離れしている学生たちが見られます。
その中で、私たちAGRCの今年の目標は全種目完走ですが、応援していただけると嬉しいです。
スポンサーなしでは、やっていけませんけど、それだけ魅力のあるコンテンツだと思います。
気になった方は動画検索をしてみたり、公式ホームページを閲覧してもらえたらと思います。よろしくお願いします。